店舗の監査チェックシートを電子化して5S活動を促進した事例 | 現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate」
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導入事例

店舗の監査チェックシートを電子化して5S活動を促進した事例

業界:
会社名
イオンリテール株式会社
設立
2008年8月21日発足
所在地
千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1
従業員数
72,859人(2023年2月末現在)
事業内容
総合小売業
ホームページ
https://www.aeonretail.jp/

XC-Gate.ENTで店舗への即日フィードバックや全社データの分析で5S促進に寄与

全体概要

   

 

イオンリテール株式会社では、総合スーパーイオン・イオンスタイル約350店舗のオペレーション標準化のため5Sの推進を行っている。5Sの推進としてストアオペレーション部では、年2回の5S監査を行うことで各店の課題を発見し、解決のための指導を実施している。

そして、2019年よりチェックシート・紙帳票の電子化ソリューションである弊社製品
「XC-Gate.ENT」(エクシーゲート エンタープライズ)を店舗の5S監査シートに導入し、監査業務を電子化した。

用語について

・約350店舗:イオンリテールが運営する本州・四国の店舗数。(イオン北海道、イオン東北、イオン九州、イオン琉球の各事業会社が運営する店舗は含みません。)

・5S:経営目標を達成するための大前提としたルール。「整理・整頓・清掃・清潔・躾」ののローマ字表記の頭文字をとったもの。

・ストアオペレーション部:生産性向上のため、店舗の標準化を目的とした業務を行う。5S監査の実施を担い、監査により見つかった課題に対する解決を個店への指導だけでなく、全店に対し働き方の改善施策や、生産性を向上させる道具や教育の提供を提案・実施する。

・5S監査:全店舗を対象に、年に2回実施。ストアオペレーション部の4名が各店舗へ出向き1店舗あたり1日をかけ店内の5S達成状況を確認する。

・5S監査シート:5Sに関し守るべき項目を列記したシート。約50項目に分かれる。

課題

紙の5S監査シートで監査業務を行うには複数の課題があった。
まず店舗内をチェックした後、本社へ提出する為にPCへの転記が必要だった。その際の転記ミスやフィードバックする際の集計業務による時間のロスも発生していた。また、監査シートのフォーマットが統一されていない為、監査を実施する担当者によって監査の視点にズレが生じていた。
フォーマットに関連した問題として、店舗でもチェックから集計作業の作業量に対応しきれないことから、止むを得ず監査シートの項目数を絞り込んでいた。
監査業務の流れとして、監査後に即日で店舗へのフィードバック、カンパニーや本社への情報共有が必要だった。

しかし、監査実施日は店舗の監査のみに時間が割かれ、更に翌日には別店舗の監査が続いていく為、店舗への結果報告や指導までに2週間程度の日数が掛かっていた。
このように課題が山積みしていたこともあり、データ化やデータの活用が難しく、全体やカンパニー(地域)ごとでの傾向や変化が掴めずにいた。

導入内容および効果

これらの課題を解決するため、2018年にストアオペレーション部が130ページ程度の5S基準書を作成し、この基準書を元にした5S監査チェックシートをエクセルで作成。
2019年には「XC-Gate.ENT」を導入し、5S監査シートをタブレット上で操作する監査業務体制をスタートさせた。

 

紙に記入するのではなくXC-Gate.ENTで入力することで、監査結果がすぐさまデータ化されるように。
その為、5Sの達成度が終了後すぐに判明し、即日店舗への報告・指導が可能になった。さらには指導項目に該当する箇所には、タブレット上で撮影した画像が添付でき、具体的な指導ができるようになった。
全店で同一のフォーマットかつ、チェックシートからマニュアル(基準書)も参照できるため、統一基準で評価が可能に。実施する担当者による監査のズレをなくすことに成功した。

 

監査内容がデータ化されることで5Sの達成度を個店、カンパニー単位でのランク付けが容易になった。ランク付けはA~Dの4段階評価で行っており、2度の監査ともAランクはモデル店舗と扱われ、他の店舗は視察する。

こうして浮かび上がった課題が、店固有なのか、全社課題なのか、詳細を把握することにもつながった。

(什器のレンタル費用が3年で半分に)

 

その他の効果として、チェックシートを電子化したことにより、備品の把握・管理が進んだことで備品の不必要な発注を減少させることに成功した。コスト削減した分を生産性向上のための道具の購入などに充てることができた。

導入後、新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う緊急事態宣言などで移動が制限されてしまい、本社の監査担当者が越境できない事態が発生したが、運用ルールを明確にしていたこと、操作も簡単であったことから、各カンパニーの社員が代理で監査を行う情勢に応じた対応ができた。
2020年には店舗自身が行う5Sチェックに「XC-Gate.ENT」のライトモデルである、「XC-INO」(エクシーノ)(現:XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー))を全店へ導入。
10分程度のレクチャーで操作を習得することができ、1ヶ月ごとの5Sセルフチェックに活用している。

今後の展開

5S監査チェックシート以外の他のチェックシート電子化も検討しており、紙書式によるコスト削減やSDGsの観点から環境負荷の低減を進める。また、XC-Gate.ENTでは電子帳票のフォーマットはExcelで作成・編集ができ、高いITリテラシーが必要なく変更できることから、より店舗利用者にとって使いやすいフォーマットへの改善を図る。
今後も、チェックシートの内容分析とフィードバックを進め、生産性向上のための課題抽出から解決へつなげていく。

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