高度な生産管理が必要な製造プロセスのDXソリューションとは
製造工場のPLC・シーケンサーが持つ生産機械の情報※と人やその他機器の情報を組み合わせ、生産管理板を通じて工場全体の情報を見える化するDXソリューションです。
※生産機械の情報=稼働状況・試験装置データ・センサー情報など
ボタンクリックで各DXソリューションが表示されます
背景
「高品質の製品を効率よく作ろう」という取り組みは多くの製造業の現場で行われていますが、その取り組みは今も人手を介して行われているケースが見られます。 例えば、セラミックスなどの生産現場においては、製品用途に合わせ精密に調合した原料を用いて高精度で制御された焼成工程によって生産されていますが、高度な生産管理が必要なゆえに、今も人手により運用・管理が行われている工程は少なくありません。
この度、テクノツリーでは、高度な生産管理が必要とされる各製造工程においても、「XC-Gate」を活用し、これまでの人手で行われてきた情報収集や生産管理をスムーズにデジタル化(電子化)し、さらに全工程をデジタル情報でつなげ、製造プロセス全体の情報をデジタル情報として取得するソリューションを開発いたしました。
これまでのお客さまの課題
- マスカスタマイゼーションの進展に伴い、運転条件が多頻度に変化するのでデータ取得に手間がかかる
- 現況を把握するのに現場に出向く必要がある
- 工程ごとの記録が紙のままのため、トラブル発生時のデータ確認に時間がかかる
- 分析データの傾向が把握しにくい
- 生産管理、品質管理、設備管理、日報などデータを把握するのにそれぞれの手段を用いなければならない
- 運転データ(流量、温度、圧力、設備情報など)が紙データのため、採取やデータの整理に多くの時間がかかる
製造プロセスにおけるDXソリューションの4つのポイント
① 紙ベースだった帳票をデジタル化
データ収集を自動化し、デジタルデータとして閲覧・チェック・分析ができる環境を整備

② 製造記録
製造工程ごとの仕様に合わせて、生産機械の運転条件データを管理

③ 統合PLC連携
統合PLCやOPCサーバーとの連携を実現し、工程ごとの運転データがロットで管理できるシステムを開発。

④ 生産管理板
生産管理、品質管理、設備管理などのデータと素材の仕様を一括してDBに取り込み表示できる仕組み(生産管理板)を開発。

非常に繊細な管理が必要とされる製造過程においても、現場帳票を用いた管理は、これまで人手による運用でした。その現場帳票による管理をノーコードでデジタルに変換し、PLCとのシステム連携も含めて廉価かつ簡単にシステム構築を実現いたしました。