承認ワークフローと測定値入力の効率化に成功した事例 | 現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate」
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導入事例

承認ワークフローと測定値入力の効率化に成功した事例

会社名
三木プーリ株式会社
設立
1939年10月14日
所在地
奈川県川崎市中原区今井南町10-41
従業員数
295名
事業内容
伝動機器の開発・製造・販売
ホームページ
https://www.mikipulley.co.jp/JP/

過去実績の検索工数を480分から0.5分に短縮 帳票電子化に伴い計測機器のBluetooth化を実現

 

三木プーリ株式会社は1939年に設立され、長年にわたり伝動機器製品の設計・製造および販売を行っている。 主な製品には、カップリング、電磁クラッチ・ブレーキ、トルクリミッターなどがあり、これらは産業機械業界を中心に、工作機械、船舶、産業ロボットなど多岐にわたる分野で採用されている。 国内3社の製造会社をはじめ、国内営業支店、海外製造会社と販売拠点を有し、世界の動力伝達と制御のニーズにお応えする製品とサービスを提供している。

会社紹介

同社では、2022年にXC-Gate.ENTを導入し、点検表、ライン検査表などの運用を行っている。2024年には、XC-Gate.V3へ移行しXC-Connectを用いたデータ連携を目指し活用を進めている。

今回は、生産技術部 生産技術課の小野様、髙井様にお話を伺った。
※記載している内容は2025年1月取材時のものです。

導入前の課題

保管場所の確保が必要で、膨大な帳票類の管理・捜索が困難だった

同社では、工場で使用する生産設備の設計開発や部品の製作を行っており、生産管理システムの生産指示により製品を製造している。業務に使用する設備の始業点検表やライン検査表など、あらゆる帳票が紙で管理されていた。

作成した検査表は、製品により保管期間が定められている。保管期間中は、検査表を保持し続ける必要があり、保管倉庫は膨大な量の帳票で埋め尽くされていた。

保管スペースには限りがあるため、社内の倉庫がいっぱいの場合は、外部倉庫を利用して保管する必要があった。

トラブルが発生した場合は、保管倉庫へ出向き、膨大な数の帳票を一枚一枚確認していく必要があり、大量の書類の中から必要なものを見つけ出すことは非常に困難であった。

現場を巡回しながら記録を確認する手間

日次で行う設備点検業務では、設備に設置された帳票で作業を行っている。

紙帳票で運用していたときは、上長が現場を周りながら、設備毎に設置された帳票の内容を確認し押印することで承認を行っていた。工場内の設備を巡回しながら作業するため、作業工数がかかっていた。

油や水による帳票破損のリスク

紙帳票の場合、組立現場ではグリスやペインターが付着する恐れがあった。また、加工現場では、油や水が検査表に付着することで帳票が破れたり、汚れたりする恐れがあった。

製品によっては、使用した検査表をそのまま取引先へ提出することもあるため、帳票の取扱いには注意が必要だった。

XC-Gateを選んだ理由

システムを選定する際に重要視していたことは、「承認ワークフロー」が使える点だった。

承認/差し戻し/却下などの処理や、帳票への押印など、紙帳票での運用時と同様のクオリティを保ちながら、デジタル化できる点に興味を持った。

また、Excelベースで画面設計ができるため、現場の担当者が簡単に帳票を作成できる点も評価いただき導入に至った。

承認ワークフローの詳細についてはこちらをご覧ください(別サイトを遷移します)

導入の効果(設備の始業前点検業務)

タブレット上で過去の実績が確認できるようになった

保管倉庫へ出向き確認する必要があった過去実績の検索は、電子化したことにより、利用者画面の「実績の検索」から調べることが可能になった。

ファイルIDや日付から検索することができ、480分かかっていた確認工数が0.5分に短縮できた。現場にいながら瞬時に記録を調べることができるため手間の削減に繋がった。

「前週の記録を確認したい場合など、ファイル名や日付検索にて即座に必要な帳票が確認できるため重宝している。」(小野氏)

紙の使用量が削減されたほか、保管スペース確保にかかる場所や費用の負担が削減できた。同社テクニカルセンターでは、帳票保管のために36.8㎡のスペースを要していたが、帳票電子化により不要になった。

現場からメールで承認依頼ができ移動コストを削減

現場(作業者)としては、設備の点検業務が終われば、帳票内の登録ボタンから承認作業に進めるようになり効率化に繋がった。印刷して上長のところへ持って行く手間を削減することができ、現場担当者からも「作業負担が減った」との声がある。

承認者(上長)としては、帳票が部下から提出されるとメールで通知が来るため、デスクで必要な情報を確認し承認までできるようになった。現場へ足を運ばずに作業できるため、承認作業の工数削減に繋がった。

「紙運用の時に比べるとデータを管理しやすくなった。保管場所の確保が不要になったほか、業務の質も上がった。」(髙井氏)

導入の効果(検査業務)

計測機器からの入力を自動化

部品の検査には、複数の計測機器を利用している。

紙帳票で運用していたころは、記録を計測し、計測した値を目視確認後、帳票へ記録という流れで作業を行っていた。測定のたびに、紙に記録しており作業効率低下の原因になっていた。

帳票電子化したことで使用する計測機器をBluetooth化することに成功した。連携したことで、測定した値は、ボタン一つで自動入力できるようになり正確で素早い対応が可能になった。

検査表のデジタル化に伴い測定器をBluetooth化することができた。紙では実現できなかったデータの自動入力や自動判定は、帳票電子化したからこそ、実現できた成果のひとつだ。

参考:U-WAVE連携のご紹介(メディアサイト「XC-Times」のページに移動します)
参考:測定データワイヤレス送信ユニット U-WAVE-TCB/TMB(株式会社ミツトヨ様のページに移動します)

必要な帳票へ間違いなくアクセスできる仕組みづくり

標準機能の場合、XC-Gateへログイン後に、フォルダの階層を移動して帳票を選んでいくという方法になる。この方法だと、「帳票入力までの準備に手間が生じる」という声が現場から上がっていた。

ログインの手間や、別の帳票を開いてしまう間違いの可能性もあり、「URL連携」オプションを用いて操作短縮を目指した。

iOSのショートカット機能を使って、連携用URLへのショートカットを作成した。アプリケーションのような感覚で使っており、使いたい帳票をアイコン画面から即座に選べるようになった。

始業点検表は、作業のたびに実施する業務のため、帳票の準備時間が短縮できたことで業務の効率化に繋がっている。

導入時の取り組み

グループ毎に役割を分けて取り組んでいる

導入当初は、各部署から選抜したメンバーで機能開拓をしながら、1年かけてXC-Gateの使い方を学習していった。

2年目からは、社内規定を作るグループ、帳票を作るグループ、機能開発を行うグループ、などグループ毎に役割分担し取り組んでいる。使い方の学習や、社内整備を進めていき、XC-Gateのさらなる活用に向けて取り組みを続けている。

現在は、月に一度進捗報告会を開催し、各グループでの活動を共有する取り組みをおこなっている。

社内マニュアルを作成し帳票フォーマットを統一

XC-GateはExcelで画面設計できるため、誰でも簡単に帳票を作ることができる。一方で、誰でも簡単に作成できることで、作成者により帳票のつくりが異なり、帳票毎にフォーマットが異なることが問題となっていた。

そこで、製品情報の記載場所や、承認欄の場所など、帳票内のどの位置にどの項目を配置するかをマニュアル内で定義することで、帳票が違っても同様のフォーマットが作成できるよう改善している。

社内用マニュアルは、XC-Gateのeラーニングの資料をもとに、情報を抜粋して作成している。

今後の展開

同社では、2024年にXC-Gate.V3に移行しており、社内システムとの連携のためXC-Connectでの連携を始めたところだという。

今後は、XC-Connectの機能開拓をさらに続けていき、PLCと連携することで帳票業務のさらなる高度化を目指していく。PLCのデータを自動でXC-Gateへ反映することができれば、さらなる業務効率化につながるという。

データを蓄積するだけでなく、製品毎のデータの推移を測り傾向管理していくことで、保全業務にも活かしていきたい。

小野様、髙井様ならびに当日取材にご協力いただいた皆様、
ご多忙の中貴重なお話をお聞かせいただき誠にありがとうございました。

※本記事に掲載されている情報は、すべて2025年1月取材時のものです。

 

 

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