帳票関連業務のコストを年間220万円削減した導入事例 | 現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate」
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導入事例

帳票関連業務のコストを年間220万円削減した導入事例

会社名
大手給湯機メーカー

PLC連携で入力業務を自動化、年間220万円のコストカットに成功

給湯器および給湯器関連設備の製造を行っているお客様(以下、給湯器メーカー様)は、約2年前に株式会社テクノツリーのソリューション「XC-Gate.PLC(エクシーゲートピーエルシー)」を導入し、生産現場の業務効率化を実現・継続して運用を行っている。今回は、ソリューション導入前に顕在化していた現場の課題から導入までの経緯、「XC-Gate.PLC」を導入して利用した結果どのような効果があったかについて、尼嵜氏と永禮氏に話を伺った。

 

【補足:XC-Gate.PLCとは?】

 

XC-Gate.PLCとは、現場帳票電子化システムの決定版「XC-Gate.ENT」に、「PLC連携」オプションが追加された製品の名称である。
タブレットやPCから人の手入力情報を収集するだけでなく、「Ethernet」で同一ネットワーク上にて設備に紐づくPLCから機器情報を取得できるソリューションだ。
給湯器メーカー様では、このXC-Gate.PLCを使って機種名や生産台数といった機器情報を収集している。

帳票業務にかかっていた消耗品・人件費といったコストが課題に

 

XC-Gate.PLCを導入する前は生産業務に関連する帳票類として、日報やチェックシートなどを紙ベースで運用を行っていたため、膨大な量の紙帳票を印刷する必要があった。用紙代やプリンターのトナーなどといった、単純に消耗品にかかる費用だけでなく、紙に記入した後にファイリングを行う作業、紙帳票をスキャンしてpdf化する作業、紙帳票を見ながらExcelに手打ちする作業など、紙帳票の情報を保存するために、帳票を管理する担当者側で様々な業務が発生しており、その分の残業代・人件費もコストとしてかさんでいた。

 

そのコストの内訳は、印刷・用紙約80,000円、PDFへのスキャン及びファイリング作業代約800,000円、記録の入力作業代約1,300,000円で、年間約2,200,000円かかっており、人件費に多くのコストを要していた。

帳票の電子化からステップアップ、PLC連携機能を追加

このような現場の帳票業務を改善するため、2016年頃に給湯器メーカー様側からペーパーレスの課題を解決するのに適したソリューションがないかを、普段から取引のある販売代理店 富士ゼロックス兵庫様に相談したところ、「XC-Gate.ENT」の紹介を受けた。また、「ペーパーレス」「帳票電子化」といったキーワードでWEB検索をしたところ、「XC-Gate.ENT」という製品があることを改めて知り、興味を持ったという。

そこから検討を重ね、帳票電子化ソリューション「XC-Gate.ENT」を2017年3月に導入するに至った。
その後、「XC-Gate.ENT」にPLC連携オプションを追加したソリューション「XC-Gate.PLC」を2018年7月から利用を開始した。現在は30~40人ほどがXC-Gate.PLCを使用しており、現場のラインごとに配置したデスクトップPCからXC-Gateにアクセスし、生産管理板帳票の表示やチェックシートへの入力を行っている。

 

生産管理板の帳票では、生産設備を制御しているPLCとXC-Gateを連携させており、製品が検査設備内を通過すると機種名やロットNo、生産時間や生産台数といった詳細情報を、リアルタイムで収集・画面上に表示するようにしている。また、生産に関して「確認・照合は行ったか」「部品の有無・位置の確認」といった内容を確認するチェックシートも日々入力している。

 

XC-GateサーバーとPLCとの連携の構成だが、生産ラインの設備内にある三菱電機製のPLC(シーケンサ)1台とXC-Gateとを接続し、リアルタイムで情報を収集している。

導入の効果としては、コスト削減はもちろんのこと、XC-Gate.PLCを導入したことによりこれまで人がおおまかに入力していた生産時間・実績を正確に取得・データ化できるようになった。そのため、製造現場のデータ管理が適切に行えるようになったことが、XC-Gate.PLCを導入したことによる大きな効果だという。もちろん、PLC連携機能を導入するにあたり、運用にのせるまで苦労する点もあった。「PLCからの機器情報を自動で入力する機能をExcel帳票側に設定するにあたり、工場は交代勤務のため日にちが変わる部分の時間の管理方法を設定するのに苦労しました(永禮氏)。」

このように長年運用してきた、かつ柔軟に対応できた業務部分をシステムに組み込むため定型化するよう仕組みを考え直す必要がある。給湯器メーカー様では、この新たな課題を乗り越えて現在の運用を確立した。

コスト削減の効果は合計390万円に

「XC-Gate.ENT」を用いて帳票が電子化されたことにより、ペーパーレスが実現。
ペーパーレスというと、「紙の削減」「用紙代の節約」というイメージを持ちやすいが、実際は目に見えない・数字に表れないコスト(人件費)の削減に大きな効果をもたらすテーマである。導入前にかかっていた年間220万円のコストが削減されたのと、続いてPLC連携機能をあわせて導入したことにより、機械情報の入力が自動化されたため、機械情報を確認して電子帳票へ入力を行う作業工数約170万円を削減することができた。
帳票電子化+PLCとの連携は導入効果が大きいことから、他部門にも勧めたいと永禮氏は話す。

  

 

「XC-Gate」でよく使う機能と「XC-Gate」への要望

XC-Gateで便利な機能として、データタグをよく使用しているという。

【データタグとは】
文字や数字、日付といった入力機能ではなく、XC-Gate データベースに登録済みの情報を参照表示することができる機能(タグ)である。入力中の帳票上に前回値を参照したり、複数の帳票の値を1画面にまとめて表示したりと、データ活用ができる点から多くのお客様に好評いただいている機能だ。

「データタグを使うと、複数の帳票データを1帳票にまとめて表示することができ、今まで手入力で集計していた情報が、XC-Gateのデータタグを使用することで一括集計できるようになりました。(永禮氏)」

XC-Gateならではの機能「データタグ」を用いて、単純な入力機能だけの電子帳票ではなく、たまったデータを参照する便利機能も活用し、こちらの給湯器メーカー様は帳票業務のブラッシュアップを続けている。

今後改善・追加してほしい機能についても伺った。
XC-Gate.PLCのタグ(書式)が難しいため、さらに活用できるように、他の担当者でもPLC連携帳票の作成ができるよう、設定方法をわかりやすくしてもらえると嬉しい、と給湯器メーカー様内で帳票作成を行っている永禮氏から意見があった。
また、XC-Gateにはない機能として、写真撮影機能だけではなく音声や動画データを入力できるようになったら、さらに業務効率化につながるため、今後の機能追加で検討してほしいとのことだ。
「<BIツールとの連携による現場情報の見える化>であればすでに連携機能が準備されているが、XC-Gate上ですべて完結できるような、分析ツールがあればありがたい。」と、XC-Gateを活用しているユーザーだからこその要望も頂戴した。
実際のXC-Gateユーザーの貴重な意見を、当社としても製品開発へ活かしていきたい。

今後の展開

今後の展開について「XC-Gate.PLCを使い始めて2年以上が経過し、生産現場のデータを多く収集できている状態。この蓄積したデータを、BIツールと連携して可視化すれば、おもしろいことができるのではないか(尼嵜氏)」と、収集したデータを集計・グラフにして見える化ができるBIツールとの連携を考えているという。

また、永禮氏からは「XC-GateはデスクトップPCで利用しているが、タブレットも導入して活用していきたいと思っている。」と、XC-Gateの用途拡大を考えている。

人情報の収集+機械情報の収集で、現場帳票業務の効率化を実現している給湯器メーカー様は、利用する端末の展開およびBIツールとの連携といった、他の入力業務のXC-Gate化、データの見える化までを進めていき、さらなる発展を進めていく方針である。

 

大手給湯器メーカー 尼嵜様、永禮様
ご多忙の中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

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